記事No | : 22 |
タイトル | : ステマと辻占 |
投稿日 | : 2013/04/20(Sat) 07:31:39 |
投稿者 | : muraφ |
> 因みに江戸時代の歌舞伎は、演目の中に商品名が登場したり、
これって、今で言うステマですよね。広告と明示しない広告。嘘と思いつつブログやネットの評価サイトで特定商品を褒めてライバル商品を貶すといった違法性の高いステマとはちょっと違うかも知れないけれど。
どうも日本人は「広告に弱い」とか、迎合的・右ならえみたいなところがあるように言われるけれども、これは日本人だけの特性なのだろうか。よく解らないけれども、「何かの縁」とか言って事物にくっついてしまうところは確かにある。
ヒトは偶然を嫌う、と言う傾向は感じるが。
「辻占(つじうら)」とは万葉の時代から有る習俗で、道の辻に立って行き交うひとの言葉から吉凶を判断する占い。橋に立って占う「橋占(はしうら)」というのもあったらしい。
道や橋は人の他に神も渡る場であるから、ひとの漏らした片言隻語を神の言葉として聞くという事、おみくじと同じで偶然を必然に変換する作業と言える。
ステマと辻占、関係有りそうで無さそうな事物だけれど、「偶然を嫌う」というひとの共通性能(仕様?)に由来しているということは確かだと思われる。